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2025.05.16
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5月16日(金)、新しい学年となって初めての大きな行事「春の遠足」に出かけました。今年の目的地は、自然あふれる昭和記念公園。先々週は雨予報だったのが、本番が近づくと雨予報が消えていきました。当日は一切雨に降られることなく、過ごしやすい天気になりお天気に恵まれました。登校してきた子どもたちの表情には、遠足を心待ちにしていた様子が伝わってきました。「楽しいことは何かを探す1日にしよう」と確認して出発しました。
公園に到着してからは、広大な園内をグループで歩き、虹のハンモック、ふわふわドーム、森のとりでの3つのエリアを時間ごとに交代で回りながら遊びました。それぞれの場所では、目を輝かせながら身体をいっぱいに使って遊ぶ姿が見られ、「楽しい!」「これ一緒にやろう!」と、自然に友達同士の輪が広がっていきました。今回の遠足は、クラス替え後初めての学年全体での活動でもあり、これまで話したことのなかった友達と手を取り合って遊ぶ姿が随所に見られたことは、子どもたちの心の成長を感じる大きな出来事でした。
たくさん遊んだ後は、「みんなの原っぱ」でレジャーシートを広げ、待ちに待った昼食の時間。お弁当のふたを開けた瞬間の嬉しそうな表情、おうちの方の愛情がぎゅっと詰まったお弁当を友達と見せ合いながら食べる姿に、こちらまで心が温かくなりました。おやつの時間には、みんなで楽しく食べる姿が見られ、どの子もニコニコでした。
午後には、各クラスで鬼ごっこやリレーなどのクラス遊びを行い、クラスごとの絆もいっそう深まりました。ひとりひとりが役割を意識し、仲間と協力しながら行動することで、団体行動の大切さにも自然と気づくことができました。
今回の遠足を通して、子どもたちは「遊び」の中にもたくさんの学びがあることを実感したようです。友達と関わる力、自分の気持ちを伝える力、相手の思いを感じ取る力。そうした力が、ふとしたやりとりや遊びの場面の中で育まれていくことを、私たち教員も改めて感じました。朝から帰りの時間まで一緒に過ごす中で、子どもたちは「クラスの一員」としての自覚と、「仲間がいることの心強さ」に気づくことができたように思います。楽しいだけでなく、心の距離がぐっと縮まった1日となりました。