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2025.10.24
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24日(金)、平和について学ぶ機会として、戦災建造物として東大和市が指定文化財としている「旧日立航空機株式会社変電所」と「創価青年音楽センター」を訪問しました。
変電所ですが、こちらは、昭和20(1945)年、3回にわたった空襲によって建物の窓枠や扉などは爆風で吹き飛び、壁面には機銃掃射や爆弾の破片による無数のクレーター状の穴ができました。しかし、鉄筋コンクリート製であったため、致命的な損傷は受けなかったことから、戦後、編み物機の製造など、平和産業に転換。平成12(2000)年まで操業が続けられました。その間、工場がある敷地を都立公園として整備することが決まり、変電所跡地は取り壊される予定となりましたが、地域住民や元従業員の方々による保存運動が実を結び、平成7(1995)年、東大和市が文化財に指定し、後世に伝えていくことになりました。生々しく残るクレーター状の穴を見たり、保存する会の方々から当時の様子を聞きながら、子どもたちは、戦争の怖さや悲惨さを感じているようでした。
お昼のお弁当は、創価高校野球部の東大和グランドでおいしく頂き、午後は、創価青年音楽センターに向かいました。
音楽センターでは、音楽隊、鼓笛隊の代表の方々が来てくださり、音楽センターに込められた創立者池田先生の思いや願い、そして、被災地への訪問演奏など、各団体の活動の様子を語ってくださいました。先に見学した変電所跡地の事を思い出しながら、改めて平和の大切さを学ぶ貴重な機会となりました。