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2021.11.15
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現在、4年生の体育では「パ助っ人ボール」というボールゲーム(ゴール型)を行っています。敵陣の円の中にあるコーンに当てたら得点となるハンドボールを簡易化したようなゲームです。各チーム4人のうち、「助っ人」役を一人決めます。「助っ人」は攻撃時のみゲームに参加できる特殊な役割です。つまり、ボールを保持している攻撃側は4人、守備側は3人と攻撃側が数的有利になります。これは、子どもたちにとって喜びや楽しさを感じやすい得点の機会が増えるようにとのねらいから設定したルールです。
また、ゲームの学習では、皆が楽しむためのルールを話し合いながら作っていくことも大事にしています。はじめに示した大まかなルールの下で、試しのゲームを行います。子どもたちに難しいと感じることや困ったことを聞き取りながら、「こういう場合はどうする?」と話し合ってルールを決めていきました。クラスごとに実態が異なるため、ルールも少しずつ変わっていきます。ボール遊びが得意な子も、苦手な子でも楽しく参加できるようなルールを作ろうと心を配る姿がありました。
ゲームの学習を進める中で、「パスを速く回そう」、「助っ人が点を取るためにどう動いたらいいか」など、子どもたちから全体のめあてや課題となりそうな声が挙がります。また、各チームでよりよいチームワークを目指す中で、自然と個々のボール操作やボールをもらう動きが洗練されていく様子に、こちらも毎回ワクワクしています。子どもたちの気づきや主体性を大事にしながら、どの子も楽しく参加できる体育、仲間と協力して成長する喜びを実感できる体育を、子どもたちと共に作っていきたいと思います。