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神奈川平和研修

2025.06.16

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 20日(金)に行われる創立精神学習・神奈川平和研修に向けて、6日(金)から3週にわたって事前学習を進めています。                                                             
 事前学習では、6年生の教員で毎回クラスを回るラーニングパートナー制(以下、LP)を最大限に生かして、3人のLPが10分の持ち時間で ①絵本の読み聞かせ ②写真で見る原爆 ③被爆者の言葉 コーナーを担当して3クラスをまわって語っていくことにしました。残りの15分は各クラスの班ごとに友だちとシェアをして、研修のしおりに「私にとって平和とは・・・・」と、記入していくことにしました。この事前学習を3回にわたって実施してきました。        
 絵本の読み聞かせでは『わたしのヒロシマ』(森本順子 作・絵:金の星社)、『広島のピカ』(丸木 俊 え・文:小峰書店)、『この計画はひみつです』(ジョナ・ウィンター 文 ジャネット・ウィンター 絵 さくまゆみこ訳:すずき出版)を選択しました。『この計画はひみつです』は、2018年6月20日に初版第1刷発行された本で、原子爆弾を日本に落とすまでの計画が絵本になっています。アメリカに住む絵本作家ジャネット・ウィンター氏が息子で詩人・絵本作家のジョナ・ウィンター氏と一緒につくった絵本です。この絵本は、事前学習の第3回目が行われた13日(金)に紹介しました。世界で唯一の被爆国である日本のヒロシマ・ナガサキのことを写真や証言を通して学びつつ、アメリカ人であるウィンター氏ご家族が発信する核兵器廃絶のねがいを受け止めた子どもたちの心には何が響き始めているのでしょうか。授業を終えての子どもちの振り返りをいくつかご紹介します。「私にとって平和とは、外国の人を敵と認識せず、世界のきょうだいと世界中の人が認識できること」「私にとって平和とは、日本で起きた戦争の歴史を忘れずに平和の尊さを知る。様々な視点からとらえる。相手への思いやり。他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはいけない」「私にとって平和とは、敵・味方じゃなくて同じ人間として相手のことを考え、原爆や戦争が無くなる世界のこと」「どんな国の人も絶対に幸せでいること。自由があること。人のことを大切に思えること」
 今週の事前学習は、戸田先生の「原水爆禁止宣言」について、そして創立者が受け継いだ魂のバトンを学び始め、平和研修に臨んでまいります。

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