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2019.11.13
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11日、クレア・レガット女史をお迎えし、5・6年生を対象に、「世界市民とは」と題して、シリアの難民問題について特別講義を行っていただきました。クレア女史は、メンタルヘルスケアを専門に、シリア内戦の子どもたちのケアを中心に、難民問題の第一線で活躍されている方です。
「戦争が増えれば増えるほど、難民の数は増えていきます。争いは、常に不平等な世の中から始まってきます。大切なことは、公平な社会が築かれることです」と話され、児童一人一人の質問に丁寧に答えていただきました。
「どんな方に、どういう支援をしてきたのですか?」とう質問では、「元々ものつくりをしていた職人が難民となって、本当に生きることに無気力になっていました。でも、彼は、ものを作ることが生きがいなのではないかと考え、道具を支援しました。そうすると、本当に生き生きと立ち直ることができました」と、具体的な支援の話に子どもたちは真剣なまなざしで聞いていました。
13日には、「難民の子どもたちの絵展」の特別展示を見学。難民問題について、どのように向き合っていけば良いか考える機会となりました。