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2023.01.30
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国語では物語文の「かさこじぞう」の学習を進めています。日本の代表的な昔話である「かさこじぞう」は、1977年に教科書に採択されて以降、多くの子どもたちに親しまれてきた作品です。物語のあらすじは『貧乏なじいさまとばあさまは大みそかにもちがなかった。じいさまはすげ笠を町に売りに行くが、売れずに村はずれまで戻ってきた。雪に埋もれている6体の地蔵をみつけ、持っていた5つの笠をかぶせる。足りない分は自分の手ぬぐいをかぶせた。地蔵たちはその夜、お礼にもちなどを持ってきた。おかげで2人はよい正月を迎えることが出来た』というもの。 本文では「さぞ」や「たいそう」、「ござらっしゃる」など、昔話特有の表現や方言などがあり、子どもたちも興味津々に読み聞かせを聞いていました。中でも、じいさまとばあさまのかけあいが面白く、それぞれの役になり切って音読をしたり、みんなで2人の気持ちを考えたりして学びを深めています。先週は、物語に出てくる菅笠(すげがさ)や手ぬぐいを実際にさわったり、かぶったりする活動も行いました。初めて触る菅笠に子どもたちは「5個も作るのはたいへんそう」「かさのうらがわってこうなってるんだ!」など、いろいろな発見がありました。「かさこじぞう」をきっかけに、日本に伝わるたくさんの昔話に親しんでほしいと願っています。