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2026.07.21
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物語文の学習では、毎回子どもたちと一緒に物語の分析を進めています。教師も子どもたちと同じ目線で物語と向き合い、気付いたことを共有しながら、みんなで物語を味わうことを大切にしています。
今回学習した教材は「風切るつばさ」(木村祐一著)です。アネハヅルの群れがキツネに襲われた際、仲間から責任を押し付けられていじめられ、飛ぶのをやめてしまったクルル。親友カララの命がけの寄り添いによってクルルが再び空を飛ぶ力を取り戻すという、友情と信頼を描いた物語です。仲間とともに壁を乗り越えていく2羽の姿から、子どもたちは多くのことを感じ取っていました。
物語の分析を進めると、子どもたちは物語への理解を深めると同時に、「この言葉はどういう意味だろう」という新たな疑問や物語の伏線にも気付いていきます。単元の後半では、そうして子どもたちの中から生まれた疑問を中心に授業を進めました。
中でも大きな問いとなったのが、「クルルはなぜ再び飛ぶことができたのか」ということです。子どもたちはクルルの心情の変化だけでなく、そばで見守るカララの心情もあわせて読み取っていきました。そして、自分たちの生活経験とも重ねながら考えを深め、クルルが飛べたのは、カララという仲間の存在があったこと、そして「その仲間を助けたい」という強い思いがあったからだ、という答えにたどり着きました。
物語は読み手によってさまざまな解釈が生まれます。友達と意見を交わし、共に学び、クラスみんなで物語を吟味していく——これこそ国語の授業の醍醐味だと感じています。
単元の最後には、物語を通して学んだことを感想文にまとめました。友情の大切さを感じとる子が多くいる中で、「クルルは池田先生のように感じました」「この物語を一言で表すと『冬は必ず春となる』だと思いました」など、国語の教材の枠を飛び越えて、登場人物に日頃の学びや経験を重ねながら読んでいる姿に、子どもたちの心の豊かさを感じ、驚かされました。
これからも、子どもたちと一緒に物語の世界をじっくり味わいながら、学びを深めていきたいと思います。